お気に入りの服を長く着るために②|いつもの着方を見直して、服の傷みを防ぐ工夫
お気に入りの服は、できるだけ長く、気持ちよく着続けたいものですね。
そのためにできることは、汚れを防ぐ工夫だけではありません。
毎日の着方や、着用後のちょっとした扱い方も、衣類を大切にすることにつながります。
前回の記事では、肌着やスカーフ、エプロンなどを活用して、衣類の汚れを防ぐ工夫をご紹介しました。
▶︎ [お気に入りの服を長く着るために① 汚れを防ぐ、肌着や小物の上手な使い方]
今回は、着るときや脱いだあとの扱い方など、日々の習慣からできる工夫をご紹介します。
今回は、特別な道具を使わずに、いつもの習慣を見直してできる工夫をご紹介します。
1.着脱するときは、無理な力をかけない

服を着たり脱いだりするとき、急いで引っ張ってしまうことはありませんか?
首元や袖口、ボタンの周辺などは、着脱の際に力がかかりやすい部分です。
無理に引っ張ると、生地が伸びたり、縫い目に負担がかかったりすることがあります。
ボタンを外してから脱ぐ、袖口を強く引っ張らないなど、少し丁寧に扱うことを心がけてみましょう。
毎日の着脱も、服に余計な負担をかけないための大切な習慣です。
2.バッグや座るときの摩擦に気をつける

普段の生活の中には、衣類がこすれやすい場面がたくさんあります。
例えば、バッグの肩ひもが当たる肩や、デスクや椅子に触れる袖・肘・お尻の部分など。
同じ場所に繰り返し摩擦が加わると、毛羽立ちや毛玉、生地の傷みにつながることがあります。
バッグの肩ひもが衣類に強くこすれていないか、座ったときに生地が引っ張られていないかなど、普段の動作を少し意識してみましょう。
素材や織り方によって摩擦への強さは異なります。毛玉や毛羽立ちができやすい衣類は、特に丁寧に扱うことが大切です。
3.着用後は湿気を逃がし、衣類を休ませる

一日着た服には、汗や湿気が残っていることがあります。
脱いだ服をすぐにクローゼットへしまわず、風通しのよい場所で湿気を逃がしてから収納するようにしましょう。
また、お気に入りの服でも、可能であれば連日の着用を避け、休ませる時間をつくるのもひとつの方法です。
着用中にかかった負担を考え、衣類の状態を整えてから次に着ることを心がけてみましょう。
ただし、風を通すことは、汚れを落とすこととは異なります。汗や皮脂などが付着している場合は、必要に応じたお手入れも大切です。
4.脱いだあとは、衣類の状態を確認する

服を脱いだら、そのまましまう前に、少しだけ状態を確認してみましょう。
例えば、次のような点です。
- 襟元や袖口に汚れが付いていないか
- 汗や湿気が残っていないか
- 毛玉やほつれ、ボタンの緩みなどがないか
こうした確認を習慣にすると、汚れや傷みの変化に早く気づくきっかけになります。
汚れに気づいたときは、何でも自分で落とそうとせず、まずは素材や汚れの状態を確認しましょう。
汚れの種類や素材によって、適した対処方法は異なります。強くこすったり、自己判断で洗剤や薬剤を使ったりすると、生地を傷めたり、色落ちや輪ジミにつながったりする可能性があります。
落とし方がわからないときや、生地への影響が心配なときは、無理に処置せず、クリーニング店にご相談ください。
ほつれやボタンの緩みなども、早めに気づくことで、お直しを検討するきっかけになります。
お気に入りの服に、合ったお手入れを
着脱するときに無理な力をかけない。摩擦に気をつける。着用後は湿気を逃がし、衣類の状態を確認する。
どれも、毎日の暮らしの中で取り入れられる小さな工夫です。
こうした工夫をしていても、衣類の汚れや傷みを完全に防ぐことはできません。洗濯やクリーニングの方法、頻度は、素材や衣類の状態、着用状況によって異なります。
洗濯表示も確認しながら、その服に合ったお手入れを心がけましょう。
汚れの落とし方やお手入れ方法に迷ったときは、無理に自分で対処する必要はありません。大切な服だからこそ、心配なことがあれば専門店に相談することも選択肢のひとつです。
汚れを防ぐ工夫も、傷みを減らす工夫も、必要なお手入れも、服を長く着るために。
いつもの習慣を少し見直すことから、始めてみませんか。

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